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1980年12月13日生まれ
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ここに私のどんな波にも乗れない悲しき日々を綴っていきたいと思います。
自己満足になる可能性は高いですが、軽くでも目を通していただけるとありがたいです。
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2021年03月19日(金)
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林郁夫 本
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地下鉄サリン事件の実行犯である林郁夫の本を読みました。
逮捕後、事件の真相解明に全面的に協力したということで、実行犯の中で唯一死刑を免れた人です。
林氏は、慶応大学医学部卒で、医者としても充分なキャリアを積んでいました。
そんな中で、オウムに出家して、悪の道に引きずり込まれて行きました。
本を読んで林氏について思うことは、物事について深く考え、その物事が抱える問題を見出し、その問題を解決しないと気がすまない性格ということです。
その物事に「生と死」が選ばれ、その問題として、「産まれてから死ぬまでの価値を最大にするためにはどうすればよいか」ということを考えたと思われます。
その問題の答えとして、「自分自身が悟りを開いて、多くの人を幸福にする」と考えたようです。
そこまでは、立派なことだと思われますが、まずかったのは、その答えを導くための手段として、「オウムに入信する」という選択をしてしまったことです。
間違えた思考で麻原を神と認識しまって、麻原の操り人形になってしまったようです。
既に医者として多くの人を救っていたのに、道を踏み外して残念です。
そして、さらに残念なのは、麻原の「人を救済するためには人を殺さなければならない」という、宗教的に考えてもあり得ない論理に従ったことです。
いくら麻原を崇拝していたとしても、おかしいと気付くべきだと思います。
サリンテロについては相当疑問をもっていたようですが、サリンの実行犯を拒むことによって自分や家族に危害が加えられることを恐れたことも、実行してしまったことの理由の一つみたいです。
しかし、そこは、最悪、「何かアクシデントがあってできなかった」とか言って、避けることはできなかったのでしょうか。
この本を読んで改めて思いますが、人間というのは、常識的に絶対ダメなこともやってしまうくらい思考が染められてしまう可能性があるということです。
林氏のように立派な社会的経験を積んだ人でもそうなるのですから、恐ろしいですね。
ということで、明日で地下鉄サリン26年となりますが、このような残酷な事件が二度と起こらないことを願うばかりですね。
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2021�703月21日16時45分 | コメント
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